Laravelで開発している過程で、web上の機能としては不要ですが、単発で関数を動かしたいケースがありました。
その結果、自作コマンドを作成しましたので、要点を記していきたいと思います。
※開発環境としては、Laravel8系になります。
まず、コマンドをつくる
aritisanコマンドで作成します
php artisan make:command SendEmails
app/Console/CommandsディレクトリにSendEmailsファイルが作成されます(commandディレクトリがなくても、makeコマンド叩くと作成してくれるそうです)
コードのポイント
コマンドを叩いてファイルを開くと(図の例だとSendEmailsになりますね)、以下の感じになります:
<?php
namespace App\Console\Commands;
use App\Models\User;
use App\Support\DripEmailer;
use Illuminate\Console\Command;
class SendEmails extends Command
{
/**
* コンソールコマンドの名前と使い方
*
* @var string
*/
protected $signature = 'mail:send'; //①
/**
* コンソールコマンドの説明
*
* @var string
*/
protected $description = 'Send a marketing email to a user';//②
/**
* 新しいCommandインスタンスの生成
*
* @return void
*/
public function __construct()
{
parent::__construct();
}
/**
* consoleコマンドの実行
*
* @param \App\Support\DripEmailer $drip
* @return mixed
*/
public function handle(DripEmailer $drip) //③
{
$drip->send(User::find($this->argument('user')));
}
}
ポイントはコメントアウトしたところの3つで、
①$signature変数のところにコマンド名を記載する
②$description変数のところにコマンドの説明を記載する
※ただしこの変数を使わずに書けれるので、マストというわけではない?
自分の手元ではコメントと同じ機能しかなしてません・・
③handle関数のところに、実際に行いたい処理を記載していく
また、DripEmailer $dripのところのように依存性注入(DI)も使えます
(これがLaravelっぽいですね!)
という感じになります。
その他、大量のデータを入れるなど、少し時間かかる場合は、ターミナル上でステータスバーを出すこともできます
$users = App\Models\User::all();
$bar = $this->output->createProgressBar(count($users));
$bar->start();
foreach ($users as $user) {
$this->performTask($user);
$bar->advance();
}
$bar->finish();
こんな感じの表示がされますね!(こういうのあると親切ですね!)
他にも
・成功しました!などの出力の書き込み
・ヘルプ内容書く(ここまでやる人いるのかな…?)
などもできるそうです。ここはまだ勉強中。
コマンドを実行する
$signature変数の内容がコマンド名になります。
つまり、上の例でいうと
php artisan mail:send
となります。
まとめ
真新しいことではなく、関数などを書ければ抵抗なくすぐに使えるなと思いました。
(実装したことないですが)バッチ処理もこれの延長なのだろうと思います。
リーダブルを参考にして記事を書きました
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